※10月27日加筆修正  裁判についての表記を、より正確に修正いたしました。

今月14日に裁判所から出された判決について、ご報告します。

 

5月21日に出されていた「会計監査役の地位保全に関する仮処分決定」を不服とする町会側の保全異議申立が退けられ、これにより、昨年開催された第70回定期総会の書面決議が無効であるという主張が引続き認められました。

 

※判決文全文をお読みになる方はこちら

 

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【仮処分とは】

 

裁判(本訴訟)を起こすと、訴えた側・訴えられた側双方の主張や訴えの基となるものを出し合い、裁判所に審議してもらうため、判決が出るまでに1~2年以上かかることも多いです。

 

今回の場合、会計監査役の桑原・渡辺両氏が昨年の第70回総会の書面決議を無効とし、会計監査役罷免の取り消しや従来の会則に沿った町会運営(選挙や会計監査の実施)を求めているわけですが、その訴えが認められたとしても、数年かかっているうちに町会運営が進んでしまうと、認められた権利が実行できなくなってしまう恐れがあります。

 

そこで、裁判の結果が無駄にならないように、『仮に一定の地位を認めてください』というお願いをしたのが今回の「地位保全」の訴えであり、その訴えが認められたのが、5月21日に出された仮処分決定(令和3年(ヨ)第978)号仮処分申立事件)でした。

 

※仮処分決定の説明と判決文はこちら

 

この仮処分を不服として、豊洲町会と佐伯会長が仮処分異議申立てを訴えていましたが(令和3年(モ)第51506号 保全異議申立事件)、審議した結果、仮処分異議申立ては退けられ、仮処分が引続き認められたということです。

 

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【裁判所の判断の重さ】


この判断が出される材料として、新会長体制の2年間の町会運営がどうだったか、や、新体制以前の町会運営がどうだったか、など、総会資料を含めさまざまな事実が検証されてきました。

 

検証のひとつとして、第70回定期総会の資料作成にあたり、当時の副会長の方々から①会則改正の新旧対照表や理由説明の必要性、②書面開催ではなく延期と合意形成の必要性、などが提案されていた点、それらの提案を会長が「時間稼ぎ」と非難した点なども挙げられていました。(その際の会長の発言に反発し副会長のお一人が辞任しています)

 

これを読む限り、町会役員会の民主的運営を疑わざるを得ないと感じてしまいます。

 

上記の件を含むさまざまな検証の結果、改正後の会則に基づく桑原・渡辺両氏の罷免や新しい会計監査役の選任は効力が無い、と判断されたことは、とても重く受け止められるべきではないでしょうか?

 

また、このあと本訴訟で裁判を続けたとしても、裁判所に効力が無いと認められたような運営を続けている町会体制では、今後町会員の信頼を得られないのではないでしょうか?

 

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【ぜひ、裁判所の判断に沿った会長改選選挙を!】

 

今回の保全異議申立てが退けられたことを受け、佐伯会長、顧問である山岸純弁護士と役員会の皆さんには裁判所の判断を真摯に受け止めていただきたいです。

コンプライアンス(法令遵守)違反、違法無効な状態がこれ以上続くことがないよう、
桑原・渡辺両氏の会計監査役罷免の取り消しと、両氏が会計監査の職務を果たされることを認めていただきたいです。

そして、
民主的な町会運営が回復されるため、改正前の会則に基づく町会長の公平公正な選挙の実施を強く願います!