第69回定期総会(令和元年5月)で小安氏から佐伯氏に会長が交代して以降、総会時の採決方法が大きく変わってしまいました。今回はこのことについて考えてみたいと思います。

ポイントは『白紙委任』は賛成票になるか?ということです。

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①旧町会の総会運営方法

佐伯会長以前の町会体制で運営されていた第69回定期総会までは
「委任状もなく、出欠の意思表示などが全くない方は、白紙委任をした取り扱い」
となっていました。

もともと、『白紙委任』とは『委任状に書くべき委任内容や代理人の氏名などを書かずに提出すること』です。

本来は「委任内容や代理人氏名が空欄の委任状」を提出しないと『白紙委任』とは言えませんが、第69回定期総会までは、『意思表示のない方は、各議題が承認されてもされなくても、会則で決められた採決方法で決まった結果に従ってくださいね』という意味で、慣例的に使われていました。

佐伯氏が新会長となった第69回定期総会で、この『総会で決まったことに従うのが白紙委任』という考え方が当時の役員から佐伯氏に説明されていた記述があります。


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平成6年施行の旧町会会則には総会成立についての文言がなく、白紙委任は総会で決まったことに従うという意味で総会の成立の箇所に引用されるだけでした。

議題の採決については『総会は出席者の過半数を以て決する。可否同数のときは議長之を決する。』(第三章第13条)に基づき、議案の説明とその後の質疑応答が十分になされた後に、あくまでも総会開始までに提出された委任状と出席者の「拍手」によって、賛否が決められていたのです。

第68回~第65回の定期総会議事録はこちらから


ですから、総会の賛否を決める数の中に「出席も委任状もなく、意思表示のない人」の数は含まれていませんでした。

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②現町会の総会運営はどう変わったか?

それが、第70回定期総会(令和2年6月)、第71回定期総会(令和3年5月)ともに
「締め切りまでに用紙の提出の無い場合、もしくは何の連絡も無い場合は白紙委任とみなし承認『承認』の文字が追加されました。

佐伯会長になってからの第70回・第71回ともに『白紙委任は承認』とみなされるようになってしまったのです。

この理由について、第71回定期総会の結果報告5ページに「白紙委任の考え方は、豊洲町会発足以来、町会長(議長)委任です。」という説明が書かれてありますが、上記のことから、白紙委任=町会長(議長)委任ではないことは明らかです。

豊洲町会発足以来、町会総会の採決は白紙委任を除いた出席者と委任状数で決められてきたのです。


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会長改選が行われた第69回はもちろん、第66回定期総会にも佐伯氏は出席しており、両定期総会ともに議題の採決が「出席者プラス委任状の数」で行われたことは佐伯氏も見聞きしていたはずでした。

また、上述(第71回)の結果報告5ページに「約3000名の町会の総会で仮に数百人名(原文のまま)出席しても、来た方のみでの決議は民主的とは言えません。」とも書かれてありますが、その民主的でない総会で会長に承認された事自体も民主的でない、と主張していることになり、自らの会長承認も否定することになってしまいますが・・・

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③まとめ
繰り返しますが、旧町会がこれまでの総会運営で使ってきた『白紙委任』という言葉の意味は、慣例的に「意思表示のない人は、承認されたかどうかにかかわらず総会の結果に従ってくださいね」ということです。

現町会が「意思表示のない人はすべて『承認』とみなす」という考え方は、これまでの旧町会の考え方とは根本的に異なっており、民主的な運営とはいえないのではないでしょうか?
皆さんはいかがお考えですか?