現町会の会計については、これまでも問題提起の投稿をしてきましたが、今回、あらためてわかりやすくお伝えするために、下記のような表にまとめてみました。

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町会会計矛盾点


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①そもそも決算書・予算書ともに間違いだらけ

表を見ていただくとおわかりのように、ピンク色同士は同じ金額、またグレー色同士は同じ金額、となるはずなのですが、実際はなっていない。

理由は、第71回総会から前期繰越金の記載がなくなったこと、また、費目が抜けていたり金額記載が違っていたり、俗にいう『ケアレスミス』がとても多いこと、などがあげられます。

どんなに充実した活動をしていたとしても、こう間違いが多くては、本当の金額がいったいいくらなのか、判断しようがありません。本来は、正しい資料を再配布し、総会の審議・議決をやり直すべきではないでしょうか?

また、決算書に関しては会計監査による確認があるはずですが、第69回総会で承認された会計監査の桑原氏渡辺氏は、第71回総会終了まで任期があったにもかかわらず、総会前の3月31日付で罷免されています。このことは、会計監査の地位保全の裁判中で進捗状況をご報告しているとおりです。


②支出の決め方が不明瞭

表に書いたように、大人神輿の修理代400万円弱が令和2年度予算案に計上されていますが、実際にはすでに修理が始まっており、予算案の承認を得る前に支出が決まっていた、ということになります。

また、令和2年度予算案に「外部委託費(新項目)」として、税理士法人への委託料26万4000円が計上されていますが、令和元年度決算書にはこの税理士法人が決算書を確認し「重大な誤謬がないとの心証を得ている」との一文が入っています。ということは、令和元年度のうちに町会と委託契約されていたということ??

さらに、令和2年度決算書に計上されている「弁護士事務所委託費」91万3000円ですが、毎月の委託料が3万円×12カ月で36万円、残りの55万3000円は裁判費用とのことです。令和3年度予算案では、その裁判費用が8万7000円増えて64万円に。(この金額に関しては、後日さらに詳しくお伝えしたいと思います。)

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これらの事例は、予算案の承認を得る以前にすでに事が始まっていたり、年度途中で100万円近い弁護士委託契約が役員会の意思決定だけでなされていたり、いずれも多額な経費を町会員が審議する場もなく進められていました。

これは正当な手順といえるのでしょうか?

町会の貴重な予算の使い道を決める大切な総会であるはずなのに、正確な決算書・予算書が作られない、また、私たち町会員の知らないうちに、多額の経費が使われている・・・
強い危機感を感じずにはいられませんが、皆さんはいかがお考えでしょうか?